機動戦士ガンダム00 #05【故国燃ゆ】遅感

『私は超兵、戦うための存在。そんな私が人並みの幸せを得ようとした。これはその罰なのですか、大佐。』

地球連邦政府は、非加盟国の多い中東地域全域にGN粒子を散布している。
建前では粒子効果でテロ組織の通信網を遮断することが目的であるが、その実、中東国家の経済活動を麻痺させ、連邦政府の政策に従わない国々を締め付けることが目的である。
もっとも、その粒子効果により、反政府組織カタロンの施設も連邦政府の監視網から逃れているのだが。

ソレスタルビーイングのガンダムマイスター達とスメラギ・李・ノリエガは、アザディスタン第一皇女マリナ・イスマイール、及び民間人である沙慈・クロスロードの保護をカタロンに依頼する。
カタロン中東司令部のクラウス・グラードはソレスタルビーイングとの共闘を呼びかけるが、ソレスタルビーイング側は「自分たちは政治的な意志で動いているわけではない」との理由で共闘の申し出を断ってしまう。
会談終了後、マリナは故国への帰郷を選び、沙慈もまた自らの身勝手な理由によりカタロンの施設から逃亡してしまう。
地球連邦軍セルゲイ・スミルノフ大佐率いるガンダム探索隊の監視網にひっかかった沙慈は、自らの嫌疑を晴らすため、全てをセルゲイ大佐に打ち明けてしまう。
その結果、カタロン施設はA-LAWSの襲撃を受け、軍用オートマトンをKILL MODEで投入された施設の人々は、無残にも虐殺されてしまう。
A-LAWSの非人道的な行いに怒り慟哭し悔恨するマイスター達、ソーマ・ピーリス、そして沙慈・クロスロード。

故国アザディスタンの上空に至ったマリナと刹那は、市街が燃えている様を目撃する。
燃え盛る故国の上空には、血の赤に染められたガンダム、アリー・アル・サーシェスの姿があった。
いやあ、A-LAWSってヒドイっすね。
何世紀の軍隊すか?
あそこまで非人道的な虐殺を行う必要が果たしてあるのか、てくらい容赦ない。
ミスター・ブシドーが「興が乗らん」と言って戦線を放棄するのもうなづけます。
そのミスター・ブシドーは、司令部(もちろんA-LAWS司令部っすよね、この場合?)から独自行動の“免許”を貰っているそうで。
免許って(笑)
ただ、艦には乗り込んでいるわけだし機体の整備もして貰ってると思うので、完全な『ワンマンアーミー』ではないような気がします(笑)

沙慈は、ここにきて自分勝手な面が全面に出てますね。
「オレはカタロンじゃない。ソレスタルビーイングの武力介入で姉を殺されルイスも傷つけられた。悪いのはソレスタルビーイング。ソレスタルビーイングが介入行動さえ起こさなければ平和に暮らせた。」
そんな思いが、自分を、自分だけの保身に走らせた結果、カタロン施設が襲撃されてしまう。
「嘘だーっ!」という叫びには、どんな思いが込められているんでしょうね。
もっとも、セルゲイ大佐の誘導尋問(には思えないような理解のこもった口調ではありましたが)が上手だった、といえばそれまでなんですが。
沙慈は、全てを話した(と思いますが)ことで、自分の嫌疑は晴れる、ということまでしか考えていない。
自分が話すことで、自分を助けてくれたソレスタルビーイングや、気さくに接してくれたカタロンの人たちがどうなるかなんて全く考えていなかった。
それでも、沙慈はまた刹那を、ソレスタルビーイングを責めるんでしょうか。

そのセルゲイ大佐ですが、息子(アンドレイ・スミルノフ)との確執が少しだけ分かってきましたね。
「スミルノフ大佐は、任務のためなら肉親すら見殺しにできる男です。あの男は、母を見殺しにしたんです。」
大佐自身も、自分は軍人であっても人の親ではなかった、と認識しているようだし、息子に恨まれているのも自覚してるし。
辛いよね、こういうのって。
連邦正規軍て、いつの間にか大幅に権限が縮小されて、なんだかA-LAWSの下部組織みたいな感じになっちゃってるのかな。
「クロスロード君、今すぐここから脱出したまえ。君の存在をA-LAWSに知られた。奴らは超法規的部隊だ。私の権限では君を庇いきることはできん。」
なんてこったい。
(正規軍の制服がオーブの制服と似てるような気がするのはオレだけっすか、ああそうですか)

大佐が自らの養子にしようと思っているソーマ・ピーリス。
今回のカタロン施設殲滅作戦に参加することで、自分たちよりも弱い存在を無慈悲に虐殺することへの疑念を持ってしまいましたね。
彼女は、この4年間で、すごく優しく変わった。
それは、セルゲイ大佐の愛情というか教育というか、そんなもんに包まれていたのが大きかったのかな。
でも、アレルヤに対しては銃を向けている。
なぜなんでしょう。
彼女の中での“命の大切さ”“幸せ”て何なんでしょうね。
今回図らずも、セルゲイ大佐の養子になることを承諾した彼女ですが、この後、自分が超兵であることを忌み嫌っていくような、そんな気がします。

サーシェス、満を持して登場しましたね。
「そうよ、その“まさか”よ!」
・・・刹那の呟きが聞こえてたのか?(笑)
乗機は、スローネ・ツヴァイ?ドライ?ぽいですが、果たして?OPではファング?みたいなのも使ってるし。
彼はリボンズと関係があるみたいだし、スローネベースの機体だとすると、王留美とも関係ありそうな気もするし。
これからの活躍に期待したいですが、その前に、刹那とマリナが危ない!(笑)

今回、最大の疑問は、中東全域へのGN粒子散布、てところ。
確か、疑似GNドライブから発生するGN粒子は人体に有害、てことだったと思うんですが、それを広域に散布するっての、ひどくないですか?
ロックオンの説明では“経済制裁”みたいな感じでしたが、経済麻痺どころか人体麻痺だって、これじゃ。
たとえ人口密度が極端に低い砂漠地帯であったとしても、そこに暮らす動物や植物もいるはず。
・・・中東全域であるなら、砂漠だけじゃないのか、設置箇所は。
GNドライブがCO2を発生させるかどうかは分かりませんが、そんな温暖化程度の生やさしい話ではなく、自然破壊でしょ、あれは。
対テロのためなら手段を選ばないってわけですか?
連邦非加盟国=テロ国家、という思想は、今の世界と何ら変わりがないのね。

というわけで、完全に一週間遅れてしまいました。スミマセン。
まあ、あんまり見てる人もいないとは思いますが、どうぞご容赦を。
・・・あと16時間ちょっとで次回放送か。

【theme : 機動戦士ガンダムOO
【genre : アニメ・コミック

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機動戦士ガンダムOOセカンドシーズン第5話「故国燃ゆ」

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